クロス探偵物語
あらすじ
黒須剣は、母親を早くに亡くし父親と2人暮らしをしていたが、その父も小学生の時に交通事故で帰らぬ人となっていた。
数年後、高校を卒業した剣は亡き父の墓参りに訪れた際、美樹夏子と名乗る一人の女性に出会う。そして、そこで彼女の口から父親の死は、交通事故のように見せかけた殺人であったと示唆される。
実は剣自身も父に残された保険金が2億と大金であったことから、密かに父の死に疑問を抱いていた。
剣は父の死の謎を抱えつつも、父の正義を守る意思を継いで探偵になる為に、名探偵と噂高い冴木達彦に弟子入りしようと冴木探偵事務所を訪れる。
配信ログ
プレイメモ
第二の事件
第二の事件
- 被害者について
- (現在木曜日。事件発覚から3日経過)
- 高松春彦
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- 信用金庫勤務・独身・35歳・マンション1階に一人暮らし。
- マンションは母親が春彦名義で5年前に買い与えた。資産価値は当時5千万、現在3・4千万程度。
- 3000万の横領が疑われているが証拠はなし。
- 10日前に、首筋から背中にかけての赤いミミズ腫れを行員に目撃されており、アトピーと答えている。
- 最近、後輩滝沢から5万円借りている。
- 日曜日の午後5時頃(日本ダービー終了後)ベティにて一人で手錠購入。袋に入った雑誌を持ち、サンダル履き。
- 死亡状況
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- 死亡推定時刻:日曜日午後6時頃、首吊りによる窒息死。
- 無断欠勤に不信を持った同僚の山本が第一発見者。警察に連絡
- カーテン越しに、20cm程浮いた体を見ただけで、直接見ておらず、室内に入ってもいない。
- 部屋の窓は二重ロック、全て閉まっていた。カーテンはひとつは閉じられもう一つはレースのみ(⇛発見してもらいたかった?)
- 部屋のドアは鍵が閉まり、警察が管理人の鍵で解錠。ドアチェーンまで嵌っていたのを切断。
- 風呂場などの窓も鉄格子がハマって外した形跡もなく、完全な密室状態にあった。
- 遺体は後ろ手に手錠をかけ、首を吊っていた。卓上には自殺マニュアルの本があり、首吊り解説欄に赤のマーカーライン(⇛この単純な手順に普通はラインを引かないだろう)
- 争った形跡や、物取なし、不審な指紋なし
- 警察所見
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- 春彦は競馬に嵌っていたと、同僚から聴取。
- 春彦は一年前から、合計3000万円の業務上横領をしていた(証拠なし)
- 手口は、客の口座から自転車操業式に引き出すというもの。
- 金曜日に他社の口座から1000万円引き出す。
- 横領犯は月曜日の給与支払までに補填する必要があった(発覚を免れるため)
- 春彦は、日曜日の日本ダービーで勝てば補填、負ければ自殺するつもりだったと推測。
- レース終了後の午後5時頃、駅前の「ベティー」にて手錠を購入。
- 母親所感
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- 春彦に趣味なし、賭け事は嫌いで、宝くじすら買ったことがない。
- 貯金が1000万程あったはずだが、半年前から100万ずつ引き出され2週間前に尽きている
- マンションの部屋は春彦名義だが、けじめとして毎月10万ずつ、自分から母親に送金
- ベティ
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- ドアを開け、「手錠ありますか」。連れはおらず、一人で来店。(その1時間後に死亡)
- 袋に入った雑誌らしきものを持ち、茶色いサンダルを履いていた。
- 薄笑いを浮かべ、気持ち悪いやつだった。
- 3500円の手錠に1万円札で支払う。
- 支店長 田中所感
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- 春彦は真面目で仕事熱心・遅刻欠席は無かった。
- 山本から電話を受け、警察へ電話する様指示し、自らも、部下の滝沢を連れマンションへ行く。
- 到着時にちょうど警察が到着。マンションの管理人から鍵を借り、ドアチェーンを切って部屋に入った。
- 山本・滝沢と共に玄関待機を命じられ、遺体は見ていない。
- 後輩山本所感
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- 月曜日の無断欠勤に併せて、その日の午後の横領発覚により心配になってマンションに見に行った。
- 事情を聞くため電話するも30回電話しても出ず、その後は30分毎にコール。
- 午後6時(外は薄暗かった)に銀行を出て、春彦宅まで徒歩10分、午後6時10分到着。
- チャイムを鳴らすも応答無し。が、明かりが漏れていたので裏に回り、植木越しに覗くとレースのカーテン映る、20cm程浮いた体を確認、支店長田中に電話する。その際警察への電話の指示を受ける。
- その後玄関に留まっていたため、第一発見者だが屋内には入っていない。
- 後輩滝沢所感
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- 春彦と私的な付き合いなし。うるさく言わないので悪くない先輩だと思っていた。
- 横領された口座は滝沢の担当だった。
- 口座からの引き出しは担当者IDがあれば可能。滝沢は自分のIDのメモを机に置いていた。
- 春彦は最近競馬に嵌って大変だった。
- お金を5万円貸してと言われ、貸した。
- 自殺翌日の横領発覚なので、犯人は春彦だろうと推測
- 同僚の女性
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- 10日ほど前、お茶を入れた時に、首筋から背中にかけての赤いミミズ腫れを見た。
- 尋ねると「アトピーだから」と答えたが、酷く狼狽えていた。アトピーの症状には見えなかった
⇛SMプレイの鞭の跡?
時系列
- 一年前
- 横領開始
- 半年前
- 1000万あった貯金が100万ずつおろされるようになる
- 14日前
- 1000万あった貯金が全額無くなる
- 10日前
- 行員が、首筋から背中にかけてのミミズ腫れを目撃、アトピーと言われる
- 金曜日
- 横領犯が口座から3000万引き出す
- 日曜日
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- 午後5時まで:日本ダービーでお金をする?
- 午後5時:ベティにて手錠購入
- 午後6時:死亡推定時刻。首吊りによる窒息死。
- 月曜日
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- 朝、無断欠勤
- 午後、横領発覚・山本が30回電話するも出ず、その後30分毎にコールする
- 午後6時:山本が銀行を出、6:10マンション到着、死体の影を発見、支店長田中に連絡